宅建のひっかけ問題で失点する原因と読み方

主語・時点・義務・例外の4段階で宅建業法の問題文を読む。35条・37条と媒介契約を使った独自の○×問題で取り違えを確認します。

執筆
宅建試験.org編集部
初稿作成日
更新日
出典確認日
対象範囲
2026年度学習用(法令基準日:2026年4月1日)。2026年10月13日現在の施行法令も照合しています。2027年度への対応確認は未実施です。
監修
外部専門家による監修・レビューは実施していません。

結論

「必ず」「不要」を見つけるだけでは正誤は決まりません。誰が、いつ、何をする義務かを切り分け、例外がその義務のどこまでに及ぶか確認してください。

比較表

読解の手順確認すること例
1 主語と相手業者・宅建士・買主を区別記名するのは宅建士、交付義務を負うのは業者
2 時点契約前/成立後、締結から何日35条の説明を契約成立後に回さない
3 義務の動詞説明・交付・記名・報告を別々に読む説明不要と書面不要を同じにしない
4 例外と数値の対象どの義務が省略されるか5日/7日は登録期間。1週/2週は定期報告

表は横にスクロールできます。

間違いやすい理由:知っている数字にすぐ反応する

「5日」という数字を覚えていても、問題が一般媒介か専属専任か、登録か報告かを見落とすと正解できません。先に契約区分を決め、次に数字の対象を確認します。

「宅建士」という言葉から「説明が必要」と連想するのも危険です。37条は記名が必要ですが、同条による説明義務はありません。「記名」と「説明」を別の欄に分けてから判断しましょう。

出典:[1]、[2]

見直しは、間違いの原因を一つの文にする

この読解手順は編集部の学習上の提案であり、公式の解答手順や合格保証ではありません。「説明の例外を交付にも広げた」「登録期間と報告頻度を取り違えた」と、自分の誤りを短く記録して再演習する方法を勧めます。

○×演習は一つの論点を切り分ける練習です。本試験は原則50問の四肢択一(登録講習修了者は45問)。当サイトの現在の無料診断は宅建業法20問で、試験全分野を網羅するものではありません。

出典:[3]

独自の○×問題

編集部が作成した演習問題です。公式の過去問ではありません。

  1. 問1.売買の買主が宅建業者なら、35条書面の説明だけでなく交付も不要である。

    正解:×(誤り)

    理由:例外の範囲を広げた文です。35条6項で説明を省略できても書面の交付は必要です。 出典:[1]

  2. 問2.専属専任媒介では、業務の処理状況を1週間に1回以上報告しなければならない。

    正解:○(正しい)

    理由:34条の2第9項の定期報告です。REINS登録の5日と取り違えないでください。 出典:[2]

  3. 問3.37条書面への宅建士の記名義務は、35条の重要事項説明義務と同じものである。

    正解:×(誤り)

    理由:動詞が違います。37条3項は記名、35条1項は書面の交付と説明を定めます。 出典:[1]

出典・確認資料

法令リンクには、2026年4月1日時点(試験の法令基準日)と、確認日現在の施行法令を掲載しています。確認日:2026年10月13日。

  1. [1] 宅建業法35条1・6項、37条3項

    確認範囲:主語・時点・動詞の法律上の例、問題1・3(37条へのリンクは関連記事「35条と37条」の出典にも掲載)。

  2. [2] 宅建業法34条の2第9項

    確認範囲:定期報告頻度、問題2。

  3. [3] RETIO 2026年度試験案内・第3(内容及び方法)

    確認範囲:2026年度試験の出題根拠は2026年4月1日現在施行の法令。記事の○×問題は編集部の独自演習であり、公式問題ではありません。

試験の基準:RETIO(不動産適正取引推進機構)宅建試験案内

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